ニコ動文化論とは

このダイアリーのタイトルにもした「ニコ動文化論」の定義づけをまず宣言しておきたいと思います。


ニコ動文化論は、正確に言えば「ニコニコ動画文化論」となります。
ちなみに、現在2012年1月17日現在、"ニコニコ動画文化論"でググってみると、たった8件しかヒットしません。
今現在では、まったく使われていない単語です。


ニコニコ動画は、(仮)の時代からカウントすると、2006年12月からサービスを開始した、
今となっては誰もが耳にしたことのある動画サイトです。
サービス開始から早くも6年目に突入し、さらに拡大を続けています。

ここまで来る間には、当然紆余曲折があったし、その時代ごとにサイトの雰囲気が変化してきました。
その中には、当時の流行といえるものが確かにあったし、そのとき流行ったけれど、今は見る影もないジャンルとかもあったんですよね。


ニコニコ動画のデータをまとめているサイトは山ほどあるし、
ある一つの話題に対する細かい知識は、ニコニコ大百科とかでカバーされています。

でも、ニコニコ動画のこの時期に、どんなネタが流行ったとか、どんな雰囲気だったとまとめているサイトは、
ボクの知る限りこれしかありません。
http://www19.atwiki.jp/nicorank/pages/14.html

2012年1月15日の公式ニコ生で、5年分の動画を振り返るという番組があったのですが、個人的にはがっかりなものでした。
なぜなら、その時代のニコニコの雰囲気とか、文化だとか、そう言ったものがひとつとして紹介されなかったからです。


そろそろ定義づけに入りますが、
ニコニコ動画文化論とは、こういったニコニコ動画の歴史の中に埋もれてしまった文化や流行を、
後生から見てまとめたり、今の文化につながる源流としてみたりして、
現在のニコニコ動画に与えた影響などを考える学問です。


学問なんて言葉を使ったけれど、最初はあんまり共感は得られないかもです。
でも、自分は大それた言い方だと思っていないし、まじめに研究するつもりです。


この研究のゴール地点というか、目標は、
「この時期にはこの動画が流行りました」じゃなくて、
「当時こんな雰囲気だったからこの動画が流行ったんです」と、
当時を知らなかったみんなが振り返られるようになればいいな。